超高齢化社会に向けて、必然的に必要となってくるのは、住宅のバリアフリー化です。働き盛りの頃に建てた、オシャレなデザインの家は、高齢になった時に厄介な住まいとなる事があります。先の事を考えずに多くの段差や急勾配な階段などで建てられた家は、バリアフリーとは程遠く、高齢になって住む事が難しくなり、手放す事も少なくないです。そこで、高齢化や障害などによって階段を上がる事が難しくても、何とか住むように出来ないかと思う人々の声に応えて、家庭用の昇降機が注目されてきています。大きく家を改修する事なく取り付け可能で、何より、高齢者にとって大変な階段の昇り降りを助けてくれる、画期的なものです。寝たきりではなくとも、歩行に困難を極める人にとっては、階段の存在は非常に困難なものですが、その問題を一気に解決出来るのが家庭用昇降機です。

高齢者にとって階段は最大の難所

若い頃はどんな坂や階段など、何の問題もなく駆け上がれたものですが、人間は老化というものには抗えません。誰でも平等に身体の老化は進み、度合いは違っても、最終的には人の手を借りて動くようになるものです。つまり、介助や介護が必要となった時に、いかに今まで住んできた家で長く住み続けるようにするかがカギとなるのです。介護保険などで、手すりやバリアフリー化の自宅改修工事は可能ですが、階段の問題は簡単にはいきません。日本の住宅は、2階建ての家が非常に多いため、余計に階段を上がる必要性がある訳です。そこで、自力で上る事なく自動で昇降してくれる家庭用昇降機を設置する人が増えています。これは、自宅改修が必須なホームエレベーターなどとは全く異なり、今、自宅で使っている階段に直接設置する事が可能です。

安全に自動で昇降出来る事の利点

何より、階段の横に昇降用のチェアが備え付けられており、それに座るだけで、自動で安全に上の階へ到着するのです。もちろん下りも同様に、ただ座るだけで良いのです。需要が増してきた事により価格も安定し、手が届きやすくなってきたのも、注目されている一つの要因と言えるでしょう。自宅改修などによって高額な費用がかかる事は、高齢者にとっては負担となります。これは階段に設置するだけなので、大きな改修は必要が無いという事が利点です。ただし、取り付ける事で階段の幅を狭めてしまうという事もあるので、自宅の階段に合ったタイプのものを、業者と打ち合わせしながら選ぶ必要があります。実際に、多少階段の有効幅が狭くなっても、上の階に上がれる喜びを大事にする人が多いのが現実です。いつまでも、愛着のある自宅に住み続けるためには、様々な方法で工夫をしていく事が大切です。少しの出費で、楽に生活出来るようになる方法もあるという事を、知っておきましょう。